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ILBASE 大橋一麻

ILBASEで関わる選手の可能性について(長文)

選手の可能性について

トレーナーである私が感じている可能性を具体的に書いていきます。

見ても面白くないかもしれない。

それでもどれだけ本気かは伝わるかなと思います。

今日はせなについて



■冨田せな(YONEX)

せなとは2018年からトレーナーとして関わり、成績は良いけれどもの怪我が毎年出てしまいもっとやれることがあるはずだと研究し関わっている。


初めてあった時は18歳。平昌五輪後の4月。

色々な所で話しているが、選手によって色が見える人と見えない人がいる。

スピードに特化して男に多い黄色、感覚的な奇抜な動きをするオレンジ、可能性の深さが見えない透明、匠な動きをする人に多い緑など。。。

感覚的な話であり、9.5割以上の人に対しては見えていない。ごくまれに見える感じ。


印象的だったのはJSBA時代に所見で衝撃をうけた

岩淵麗楽、村瀬ここも、浅沼ひなり、小野光希選手たち。


せなについてはほぼ色が見えていない。私にとっては大切な指標でもあります。

感覚的なものだけが全てではない為、実際のポテンシャルもわからないまま頼るものが

そのあたりだった。


正式に色でいうと透明


普通の女の子というイメージ。


女子で透明ってあったことなかったので不思議だった。

男子でもあまりいないタイプ。


オフトレの動作やボディチェックをした際に

動作において必要な柔軟性はあった

柔軟性についてはいろいろな考えもある為、ここではなにが良いという表現はしないが臀部は固く、股関節もややつまりがある。


なんであんなパフォーマンスをだせるのだろう?と考える前に

およその答え(可能性)をやはり持っていた。


彼女は様々な動作に置いてポジショニングの取り方が上手い。

とはいうものの未完成。

私が感じた点は取り扱える軸の多さ。

これは様々な動作において縦、横、斜めをどのバランス軸でとっているか


せなよりもポテンシャルの高い女子はいます。

滑っている時の感覚的に多軸でバランスを取っておりその扱える幅が

男子に近い。


私の見立てだと、クロエ・キム、Qちゃん、マディと一緒。

世界トップ3といっても過言ではない3人と一緒。


滑り、オフトレ動作から軸を分析してもやはり多い。

特に女子では少ない、トリックでいうと3D系、縦回転、斜め回転に特化している。

軸の見方としては横軸と斜め軸の扱える幅が多い。

女子の多くは縦軸(いわゆるフラットスピン)の幅が広い選手はいるが斜め、横軸が多い選手はほとんどいない。

日本ではまず見たことない。


まだ軸感覚が薄いため、幅は広いが深くないためそれらを強めていくようなトレーニングの構成を続けてきた。また基礎となる臀部の働き、ポステリアチェーンが弱いためそれらを強化しつつSPL連動をあげてきた。


F1080、F1260の可能性を持ち、ドリルもクロエの様なスピンではなく、プラットホームに対して平行になる平軸系。F720よりロデオ720。ダブル900やBWC1080、クリップラー系がタイプとして高そう。

バックサイドについては上記トレーニングにおいてもっと踏める感覚に繋がる。


バックサイドよりもF→CABの高回転コンボ

そして全体的な高さで勝負


この可能性を凄く感じていた。


では今現在可能性はあるのか?


お世辞抜きで

まだピークが見えていない。面白すぎる。


大会でもF1080を出したが

ワールドカップ最終戦では高さが540→540→720→720→900で3位

1080を打っている選手より点数が出ていた。


地力がついてきている。1080が決まれば90点台も出る可能性がたかい


本当に男のような高さ、滑りを出せる唯一のハーフパイプ選手


と言っても過言ではない。

フィジカル面、軸を増やすこともまだ終わりが見えてない。

楽しみ。


話していれば普通の女子なんだけどこれが不思議W


勝手にオリンピック出てたらイケイケ感とちょけてる感じかと思ったら

楽しい事に、スノーボードにまじめな甘いもの好き女子でしたW


なぜ強いのか??

選手によって強さの秘密が少し異なるケースもあります。


柔軟性はあったほうがいい


と言われます。戸塚優斗くん硬いです。


なぜ世界一なの??

重要な部分は何か


せなにはそれがあります。


それを見て、追及していくのが楽しいんです


コーチでもない私から見てもまだフィジカル、連動的に強くなる要素がたくさんある。


楽しみ🌟


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